12誘導心電図伝送の誕生:プロモーションビデオ紹介
大阪青山大学健康科学部 野々木 宏
地域におけるネットワーク構築をはかり、その根幹に当時世界をリードしていた第3世代の携帯通信網を活用したモバイルテレメディシンを2004年に産官学共同で開発した。モバイルテレメディシンは、車内のカメラにより傷病者の状態をリアルタイムに動画として観察し、各種バイタル情報とともに 12 誘導心電図を救急車搬送中にリアルタイムに伝送するものである。『地域を究極の1つのCCUにする』ことを目指し、吹田市の救急隊で実用化した。元祖12誘導心電図伝送であるが、実現したいものを盛り込んだ夢のあるものであった。